大分県では椎茸の原木栽培には主にクヌギの木を使用します。クヌギの伐採は例年11月の晴天が続く日に行います。

本日は伐採するにあたって伸びた草を刈る作業を行いました。

今年伐採する場所は以前から大変お世話になっている生産歴70年の方が所有しているクヌギ林です。傾斜も緩やかで、作業しやすく非常によい環境です。

刈払い機で草刈りをしていてその方の話を思い出したのですが、機械などなかった昔は草刈りは鎌を使用し、伐採はのこぎり、金づちで木に穴を開け椎茸の種駒を打ち、山から木を運ぶのは人力または牛を使用していたそうです。

様々な道具や機械がある現代は、とても恵まれていると実感します。

いろいろなことに共通すると思うのですが、今ある産業なども歴史をひも解いていくと、先代の方々の努力で築かれたものばかりです。

本当に有難いことだと思います。

草刈り前と草刈り後

草刈り前と草刈り後

椎茸の栽培をしていていつも感じるのですが、終わった後は気持ちがすっきりとしてとても充実感があります。

今年も良い椎茸が作れるよう頑張ります。