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今年の生産状況について

2022/4/8

2022年これまでの生産状況をお伝えいたします。

1月中旬 一定の長さに木を切る玉切りをしました。

1月30日玉切りした木の集材をしました。この作業は椎茸の種駒(たねごま)を木に打ち付ける駒打ち(こまうち)をする前に欠かせない工程です。

2月上旬から駒打ちを開始しました。ベテラン生産者の方にご指導いただきました。(今準備している椎茸は2024年に収穫できるものです)

  

2月16日 途中雪に降られて作業を中断したりしました。昨年の冬から南米の沿岸部の海水温が低くなるラニーニャ現象が確認されており、例年になく非常に乾燥した寒い日が多かったのが印象に残っています。

3月上旬 今年の国東半島はこれまで雨がずっと降っておらず椎茸の芽が出ても枯れていました。大分県のその他の地域も雨不足でした。

例年であればこの時期にまとまった収穫があります。

あまりに雨が降らないので、急遽散水の機械を買って3月7日から5日連続して散水しました。

散水した効果もあり椎茸が収穫でき始めました。3月11日の収穫です。

3月18日やっと雨が降って椎茸が元気になりました。

3月中旬から下旬にかけてまとまった収穫がありました。

大きくなりすぎた椎茸はスライスしています。昨年からスライスは供給量不足で市場での価格が倍近くに高騰していますので積極的に製造しています。

4月8日収穫がひと段落したので、しばらく乾燥機はお休みです。

例年になく寒さが続いた2022年はとにかく雨が少なく、現時点での収穫量は例年よりかなり少ないようです。

採れ始めが遅かったので今後もう少し収穫できることを願っています。

生産していて実感したことは、自然の力に翻弄されることが多く、人間が生産をコントロールするには多くの知識や労力、設備が必要であるということです。

これからも日々勉強して自然の力を理解し、今より良い生産体制を構築していきたいと思います。

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