紅葉のクヌギ林伐採と、70年のバトン
2025/11/26
木々が黄色く色づく頃、晴天を狙ってクヌギの伐採を行いました(11/23-24)。 今回の山は、椎茸生産歴約70年という大ベテランの方から譲り受けた場所。太陽の光をたっぷり浴びて育った木々は、とても元気です。

持ち主の方とお話ししていると、歴史の重みと共に、時代の移ろいを感じます。 生産者さんの高齢化や過疎化によって、ここ数年で地域の干し椎茸の生産量は30トン以上減少したそうです。
先人が守ってきた山を受け継ぐ中で、私自身、強く感じていることがあります。 それは、これ以上生産量が減りすぎると、産業として継続していくにはあまりに力が弱く、立ち行かなくなってしまうのではないか、という懸念です。
ただ、幸いなことに、この地域にはまだ経験豊富なベテラン生産者さんがたくさんいらっしゃいます。 いわば「先生」がたくさんいる今のうちに、先人の技術や知恵を見て、色々と覚えていくのが一番いい時期だと私は思っています。
私自身はまだ生産を始めて間もなく、知らないことばかりです。 大分県の支援制度など、知っている情報はお伝えできますが、肝心の椎茸づくりについては、私も勉強中の身。 だからこそ、一緒に生産の勉強をしながら、共に取り組んでいける方と出会えれば嬉しいです。
興味のある方は、ぜひお声がけください。
国東半島は紅葉が見頃です。 伐採の様子と美しい風景を、動画でぜひご覧ください。

